磁気探査

・磁気探査とは、

磁気探査は、主に海底や地中に埋没して残存している不発弾や爆弾、機雷等の危険物を探査する目的で始まりました。近年では、危険物調査目的以外に、残存杭の根入れ調査や、水底管位置の割り出し、サルベージでの捜索作業など磁気探査機を活用して、多種多様なニーズに応えています。

・磁気探査機(FEREX 4.021型)について

 FEREX4.021型磁気探査機は、地磁気に影響されることなく、微弱な磁気を空間又は水中等で測定できるもので、強磁性金属物の持つ磁気の強さを離れた地点で測定するのに最も適しています。

 測定された磁気の強さは、メーターで直読できると同時に、記録機で記録する事もできるので探査プローブ(センサー)を移動しながら測定をすれば磁気の変化は、そのまま記録されて読み取る事ができます。

 また、4.021型は、探査プローブ(センサー)が静止した状態でも、その地点の磁気の強さを測定できるので、磁気を発生している物体の正確な位置、反応の範囲を容易に知ることが出来ます。

 尚、磁気探査機の操作及び磁気反応に対する判断は、船上にいる専門技術者が専門的見地で行います。

 

磁気探査

1.探査プローブ   2.コントロールボックス  3.記録機

・調査の種類

・海上磁気探査

・台船方式(曳航)

台船方式(曳航)では、探査専用台船から、磁気探査機を4~5本設置した探査枠を吊り下げ、海底に対して、一定距離を保つように、ウィンチで調整しながら、曳船で台船及び探査枠を曳航して探査を行う方法です。

この方法は、水深がある程度あり(概ね10m以上)、広い区域を探査するのに有効な方法です。

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・小舟方式(自航)

小舟方式(自航)では、船外機船から、磁気探査機のセンサー2本を吊り下げ、海底に対して、一定距離を保つように、ウィンチで調整しながら、船外機船が単独航行して探査を行う方法です。

この方法は、狭い海域や水深の浅い区域等を探査するのに有効な方法です。

磁気探査

・潜水士による歩行方式

潜水士による歩行方式では、潜水士に磁気探査機のセンサー1本を持たせ、海底に設置した水糸に従って、歩行して探査を行う方法です。

この方法は、船外機船が航行できないような浅い場所や、狭い範囲を探査するのに有効な方法です。

測線の間隔については、調査内容に応じて異なります。

 

磁気探査

・潜水探査

潜水探査では、上記の台船方式・小舟方式・歩行方式により、磁気異常反応を確認した箇所(磁気異常点)について、潜水士に磁気探査機のセンサー1本を持たせ、磁気異常反応物の確認を行うものです。磁気異常物は、可能な限り、引揚を行い、磁気異常反応が消滅したことを確認する作業になります。

探査半径については、調査内容に応じて異なります。

 

磁気探査

・陸上磁気探査

・歩行探査(平面探査)

歩行探査では、陸上の設定された区域を携行員が磁気探査機のセンサー1本を持ち、水糸を張った測線を歩いて探査を行う方法です。

危険物・遺失物捜索・埋設管位置等の調査が可能です。

測線の間隔については、調査内容に応じて異なります。

 

 

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・確認探査

確認探査では、上記、歩行探査(平面探査)により、磁気異常反応が確認された箇所(磁気異常点)について、スコップ等を用いて、掘削し、磁気反応異常物を確認する探査です。

磁気探査

・鉛直探査(海上・陸上)

・鉛直探査(ボーリング探査)

鉛直探査では、ボーリングで掘削した孔に、磁気探査機を挿入し、地中の危険物・支障物・構造物(残置鋼矢板の根入れ長調査・鉄筋コンクリート製カルバートの高さ割出調査)等を調べる探査方法です。

この方法では、どの深度に磁気異常反応があるかを調べることが出来ます。

平面位置については、周囲の別孔での探査結果に基づいて、割り出します。

ケーシングについては、ステンレス管・塩ビ管等を使用します。

また、海上での施工は、単管櫓またはセップ台船などで足場を設置しての施工となります。

探査深度間隔及び探査孔々の間隔などについては、調査内容に応じて異なります。

 

 

磁気探査

 

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